日記家具の日記

「鬼に訊け」上映会

杉の引き出し

最近、「前田さんはなぜ杉を使い始めたんですか?」という質問を良く頂くように
なりました。
そして、その都度「うーーん」と考えながら、その時の思いを伝えると
相手の頭の上に???とクエスチョンマークが浮かんでいるのが見えてしまいます、、。

これじゃいかん、という事で「なぜ杉を使い始めたんだろう」と自問自答を繰り返すのですが
色んな理由が積み重なった結果でして、一言で説明するのは難しく、最終的には感覚的に使い始めたように思います。

大学では一応、環境計画学科なんていうところに属しておりまして
将来は家具の道に進もうと思い始めていた僕に、先生の一方的な判断が下り
自由を満喫する大学生活において、日曜の朝7時にとある里山に集合し
切り出された丸太を担いで運ぶなんていう、過酷な素晴らしい体験を
させてもらったりもしました。
なので、学生の時から里山の問題や日本の林業の問題などは身を以て知る事が出来ていました。

独立前にドイツに1年間木工の研修留学に出た事で、現地に居る日本好きのドイツ人に
日本の良さを教えてもらうという、何とも不思議な経験もしました。

一般的には利用価値が見いだされておらず、使いづらいと言われているからこそ
じゃ僕が使ってみようというチャレンジ精神もありますし、うまく使いこなせば自社の強みに
なるのではないかという考えも有ったりもします。

うちでは製作だけではなくデザインからお仕事を任せて頂ける事が最近増えてきたのですが
そういった事を踏まえて材料の選定を行う訳です。

クライアントのご希望もありますが、黒っぽい材料だとか、赤っぽい材料だとか。
物理的に固い、柔らかい。見た目に木目が柔らかいとか、荒々しいとか。
その中に地域材であるかどうか、というのが自然に入ってくるわけです。

「お子さんに木のおもちゃを」と考えられる方には環境保護の考えをお持ちの方も多いと思います。
そんな方に海外の木で作られたものをお勧めするのは違和感を感じます。
木育という言葉がありますが、僕は基本的には木育=国産材で有るべきだと思います。

適材適所で考えると国産材という事が有る訳です。
地産地消が売りのレストランのテーブルが海外の木で出来ていたら違和感というか
コンセプトぶれぶれ感が満載になってしまいます。

と、思った事を書いていくと、読まれている方の頭に???が浮かんでいそうですが、、、。

今週末の8月2日に福井でのイベントでお話をさせて頂く機会を頂きました。
その時までにはもう少し分かりやすくお話しができるように、自問自答と繰り返したいと思います。

お時間のある方は迷わずお申し込み下さいませ!

応募締め切りは今日ですので、、。

記事下のいいね!ボタンで情報の拡散にご協力頂けると幸いです。

 

鬼に訊け鬼に訊けパネラー

 

 

「木と人をつなぎ、人と人をつなぐ職人たち」

~映画「鬼に訊け」上映会 & 若手職人によるトークセッション~

 

森の木が私たちの生活のなかに届く---そこには沢山の人が関わっています。
木を植え育てる人、伐採する人、そして、木を加工する人、木の温もりを届ける人。
今回のイベントでは、森から伐りだされた木を、私たちが生活のなかで使うモノに作り上げる”職人”にスポットを当てます。
”木”と”人”をつなぐ職人たち。
人から人へ、”今”から”未来”へ伝えたいこと。

■日時: 8月2日(土) 13:30~17:00(受付13:00~)
■場所: 大安禅寺(福井市田の谷町21-4)http://www.daianzenji.jp/
■主催: やまめの会
■参加費: 1,000円
■定員: 150名
■申込:下記①または②のいずれかによりお申込みください。
①次のURL(申込フォーム)にアクセスし、必要事項を入力の上、送信ボタンをクリックしてください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9aa95b27307178
②ymyamame@gmail.com まで、次の必要事項をご記入の上ご連絡ください。必要事項:1.氏名 2.申込人数 3.連絡先(電話番号)
■申込期限:7月30日(水)

■プログラム
13:00 受付開始
13:30 開会、あいさつ
13:40~15:10 映画「鬼に訊け」上映
15:10~15:30 休憩
15:30~17:00 トークセッション

<映画「鬼に訊け」>
「千年の木には千年のいのちがある」「木は鉄を凌駕する」・・木のいのちを生かし、千年の建物を遺す。国宝や重要文化財に指定された多くの寺社の修繕・修復に力を尽くした宮大工・西岡常一の“永遠なるものへの想い”を記録した本作は、我々が顧みることのなくなった根源的な日本人の在り方に再び目を向け、心の復興を願う“祈り”のドキュメンタリー映画。

<トークセッション>
○ゲスト
・「子供に夢を与える仕事をしたい」
中西 昭雄(株式会社ナック代表取締役、材木屋)・・・丸太を木材に加工する
・「自分の技で地元を元気にしたい」
小林 永尚(株式会社永尚代表取締役、大工)・・・木の家をつくる
・「福井の森の日記を子供たちに繋ぐ家具作り」
前田 智之(マエダ木工代表、家具職人)・・・木の家具をつく
・「自分を表現できる仕事に巡り合えた」
酒井 義夫(ろくろ舎代表、木地師)・・木の器や小物をつくる
・「古い建築物は人の想いがつまっているからこそ素晴らしい」
高橋 玄峰(大安禅寺副住職)・・木造建築物のなかで人と人をつなぐ

○コーディネーター
・牧野 佳奈子(フォトライター/ソーシャルツアープランナー)