日記家具の日記

今がちょうど、使い時

飛び出す絵本

先日、京都にある建築家のための本屋さん大喜書店さんに行った際に
素敵な飛び出す絵本を見つけました。

タイトルは「ナマケモノのいる森で」

飛び出す絵本は初めて買ったので、娘二人も大喜び。
そして、親も楽しんでいます。

この絵本を読んで、ふと気づいた事があります。
日本の状況は逆なのだけれど、これは一般の方にはほとんど理解されていないだろうなと。

この絵本にあるように、熱帯林のような森は木を伐らないで守る必要があります。
日本の森の木はたくさん増えすぎていて、もっと使わなければならない現状にあるのです。

一般的に、森林保全(環境保全)=木を伐らない、という誤解があるように思います。

では、なぜ日本の木はもっと使わなければいけないのかというと、、

1、日本の森の約40%は人工林
  戦後の復興時に日本は拡大造林を行い、たくさんの針葉樹を植えました。
  そもそもあった広葉樹の森を伐採し、比較的成長が速く、経済的価値を生みやすい杉や桧が
  植えられたのです。

2、低すぎる木材自給率
  木材の輸入自由化などの影響で、海外から安価な木材が入ってくるようになった為
  国産材の需要は激減していきました。
  昭和30年には90%以上あった木材自給率は現在では20%代でしかありません。
  日本の国土面積の67%が森林だと言うのに!

3、様々問題が起こっています
  森林が荒廃する事は様々な問題を引き起こします。
  間伐の行き届かない森では、土砂崩れが起こりやすくなります。
  また、光合成も活発に行われない為、地球温暖化防止への貢献も低くなります。
  荒れた森では草木が育たなくなり、動物たちのエサがなくなり、農作物を荒らしてしまう、、等

簡単に書くとこんな感じです。
福井県産の杉材を使った家具作りを始めた経緯にはこのような背景があります。

難しい事は考えなくとも
こんなに周りにはたくさんの森が有って、たくさんの木が見えているのに
日本で使われている木材のほとんどが海外のものというのは、違和感を感じませんでしょうか?
日本の木が枯渇しているような状況ならまだしも、使われなくて困っているくらい有るのです。
しかも、戦後植えられた針葉樹は50才、60才になり今がちょうど使い時です。